AIについて学びたい!資格はある?おすすめの勉強法や参考書は?

ここ数年で、街中のいたるところで「エーアイ」という言葉が聞こえてきていますね。そこで、「近年のAIブームに乗っかって、ちょっと勉強してみたい!」「エーアイエーアイっていうけど結局何?」という方もいらっしゃると思います。

そんなあなたに、少しでも「AIってナンダ?」が分かるような書籍や勉強法について紹介します。

AIってターミネーターみたいなやつ?

AIってそもそも何?

簡単にいうと、人間と同じこと(か、それ以上のこと)ができるコンピュータです。例えば、AlexaやSiriなどは、人間の話している言葉を認識して、返答したり文字起こししたりできますよね。以前からそのような技術はありましたが、実用に耐えうる精度ではありませんでした。

そこで「ディープラーニング」という技術によって、その精度が格段に向上しました!

りんごの画像を見せて「これがりんごだ!」と覚えさせるには、「赤い」「まるい」といった特徴に分解して教えてあげる必要がありました。
一方でディープラーニング技術では、特徴を人手で分解せずとも、画像そのものから機械が自動的に特徴を見出して覚えてくれるのです!
こどもにりんごを教えるときに「赤くて丸いでしょ」とはわざわざ教えず、こどもは自分で「りんごとは何か」を覚えますよね。
つまり、ディープラーニングによって、より「人間らしい」覚え方ができるようになったのです。

より「人間らしい」覚え方ができるようになったんだね!

AIの検定試験がある!

一般社団法人日本ディープラーニング協会が主催しているディープラーニングG検定という検定があります。
ひとことでいうと「AI(人工知能)界の一般教養力」を認定する検定です。ディープラーニングは、先ほどもお伝えしたとおり、人工知能の画期的な技術です。そしてGはジェネラリスト(一般)です。

G検定合格レベルに達すると、「AIでxxしたいんだよね〜」という会話ができるようになります。ディープラーニングをビジネス目線で活用するために必要なスキルセットが身につきます。「いいからAIだ!!」なんて恥ずかしいことも言わなくて済みます。

AIの一般教養を測る検定なんだね!

開催は2017年から。私が合格した2021#1はちょうど10回目にあたります。ちなみに2020#2は受験料が半額になって申込者が倍増しています。主催者にとっては、収益トントンですね。笑

ディープラーニングG検定申込者の推移(出典:JDLA)

申込者も年々増えているね!

G検定のメリットあるの?

履歴書に記載するメリットは少ないです。前述のように、身につくのは「一般教養」です。一方で
「ばりばりAIの開発してます」などとドヤりたい人は、エンジニア資格であるディープラーニングE資格をおすすめします。

おすすめの参考書5選!

ここではG検定合格やAIの知識習得に役立つ参考書を5冊紹介します!

人工知能は人間を超えるか

初級者向けで、人工知能の過去・現在・未来や起こりうる問題など、「人工知能ってナンだ?」を知るために、非常に参考になる本です。

世界一カンタンで実戦的な文系のための人工知能の教科書

「AIは感情を読み取れる?」「AIって信用していいの?」など、AIにまつわる素朴な疑問に答える一冊。教養やビジネスとしてAIを知る入り口になるだけでなく、読み物としても非常に面白い内容となっています。

ゼロからつくるディープラーニング

界隈では「ゼロつく」と呼ばれている名著。Pythonというプログラミング言語を用いて、実際にどのように成り立っているのかを体系的に学ぶことができます。Pythonの基礎から勉強できるため、「プログラミングで実際にAIの原理を知りたい!」という方にぴったりです。G検定やE資格の技術的な設問に対しては、この本だけで十分カバーできます。

これ1冊で最短合格 ディープラーニングG検定ジェネラリスト 要点整理テキスト&問題集

検定向けの本ですが、タイトルどおり要点がきれいにまとまっており、「出題者目線」や「得点力アップ」などのコツも散りばめられており、簡潔で読みやすいレイアウトになっています。問題集もついているので、同時に試験対策にもなって一石二鳥な一冊です。

徹底攻略ディープラーニングG検定ジェネラリスト問題集 第2版  

メイン教材というよりは、一通り知識のある方向けの試験対策本といった感じです。2021年春のシラバス改訂に沿った問題集になっています。実際の試験と同等の出題数による模擬試験「総仕上げ問題」を収録しており、試験勉強の後半に特に重宝する一冊です。

AI技術は今後も知っておいて損はない!

AIの技術はますます世の中に浸透しており、私たちの暮らしをより便利にしてくれています。一方でプライバシーの問題など、法が技術に追いつかない面も多々あります。私たちもAIに関する知識や教養を身につけて、情報を搾取されるのではなく、適切に収集/利用できるようになりたいですね!

タイトルとURLをコピーしました