【データで解説】株式インデックス投資とは?おすすめ投資先や実例も紹介!

株式投資

株式投資したい!でも何したら良いの?

とりあえず証券口座は開設したけど、具体的に何に投資していけば良いの?
先輩は「初心者ならインデックス投資がおすすめ!!」と息を吐くように言ってくるんだけど…

なんでインデックス投資がおすすめなの?

そもそもインデックス投資ってどんな投資なの?怪しくないの?

そんな方のために、インデックス投資がどんな投資手法なのか、またそのおすすめ理由をデータに基づいて徹底解説していきます!

この記事でわかること

株式インデックスの意味と値動き推移

インデックス投資がおすすめされる理由(データで解説!)

(実例)具体的な投資先

そもそも株式インデックスとは?

超簡単にいうと企業の平均点。この値が大きくなれば「成績が良い」、小さくなれば「成績が悪い」ということですね。例えばよく耳にする「日経平均株価」は、日本の225社の平均点のようなものです。

学校のテストの平均点みたいなものかな?!

この平均点、「世界全体」とか「国ごと」に算出されてます。
ただし、国同士の値そのものの比較に意味はないので注意です!
例えばNYダウの36000という数字と、日経平均株価の28000を単純に見て「NYダウの方が数字が大きいから良い!」というわけではありません。

比べるべくは他人ではなく自分です。つまり、過去の自分と比べて、いまの自分は成長しているのかそこに尽きます。人間と同じ(深い)。

CHECK!

株式インテックスは企業の平均点のようなもの
世界全体や、国ごとに算出されている
値同士の比較に意味はない。比較対象は過去の自分

株式インデックスの値動き推移

日本と米国の成長率の歴史を見てみましょう。1970年から2021年まで、51年間の成長の推移を見てみます。

↑1970年を1とした時の図です。この図を見ると、日本は1970年と比べて12倍に成長していることがわかります。

日本は特に1990年に向けて大きく成長していきます。これが世に言う「バブル」ですね。平成生まれの私たちには何の実感もありません。笑
そしてそれをピークに以後30年以上、今なおバブル当時の成績を上回ることができていません。

バブル崩壊からの失われた30年と言われているやつだ!

それに対して米国は、1970年と比べてなんと51倍にも成長しています!ぐんぐんと右肩上がりを続け、特に2010年から2021年まで、10年で5倍近くに成長しています。
2010年代はスマートフォンの世界的な普及、世の中のゲームチェンジャーとなった人工知能技術や、コロナ禍によるIT業界の躍進などもあり、その全ての立役者が米国。凄まじい。

インデックス投資がおすすめされる理由

上記で株式インデックスについてみてきましたが、なぜおすすめと言われるのでしょうか?ここでは、「アクティブ投資」と言われる投資手法と比較して解説します。

インデックス投資とアクティブ投資

インデックスはなんとなくわかったけど、アクティブ投資ってなに?

インデックス投資は、インデックス(平均点)に連動することを目指す投資です。市場の平均点が分かっていて、そこに並走すれば良い。ということで手間暇もかからず手数料が低いことが多いです。
アクティブ投資は、インデックス(平均点)を上回ろうと頑張る投資です。アクティブ投資はインデックスのような答えがなく、プロが常に試行錯誤をしているので、インデックス投資に比べ費用(プロに支払う手数料)が多くかかります。まとめるとこんな感じ。

インデックス投資アクティブ投資
目標平均点を目指す平均点より上を目指す
投資対象学校全体選抜メンバー
手数料安い高い

選抜メンバーっていうからには、アクティブ投資のほうが成績良そう!

…そうでもないのです。

下記の表は、アクティブ投資の(インデックス投資に対する)勝率(%)です。

1年5年10年全期間
日本26393220~30
米国1581510~15

えー!アクティブ負け負けじゃん!!!というかんじ。

もちろん、短期的に見れば選抜メンバーが活躍して大きなリターンを得ることもありますが、初心者にはその目利きが難しい。

それに対してインデックス投資は、先ほどの図を見てもわかるように、長期的には右肩上がりで成長していますし、結局は一致団結のインデックス投資手間もなく安心、ということですね。

詳しく知りたい方は以下の書籍もおすすめです。

インデックス投資のココがおすすめ!

コストが安い…アクティブ投資に比べて手数料が安い
右肩上がりの成長が見込める…米国は過去50年で50倍!
手間がかからず安心…基本、買ったら放置でOK!

データで見るインデックス投資

ここまででインデックス投資の良さがわかったと思います。ここからは少しデータを深掘りして、より安心感を得るパートにしましょう。

暴落が怖い…

でも「リーマンショック」とか「コロナショック」とかあったし、暴落が怖い!

たしかに長期的には右肩上がりで成長していますが、短期的に見れば暴落することはあります。実際に、年単位での成績(年次リターン)はどうなっているのか見てみましょう!

上の図は日本株と米国株の、1970年からの年次リターン(騰落率)を示したものです。2001年のITバブル崩壊、2008年のリーマンショックなど、約10年に一度で大きく下げていることがわかりますね。
つまり暴落は約10年に一度は やってくるという備えを、知識として持っておくと良いでしょう。

マイナスになる年もあるの?

この51年の間に、年間リターンがプラスの年、マイナスの年はそれぞれ何回ぐらいあったのでしょうか?

プラスの年マイナスの年
日本3318回
米国37回14回

プラスになった年のほうが多いんだ!

米国の方がプラスリターンの年は多いですが、日本も意外に(?)がんばってます

また、直近30年(日本のバブル崩壊後)の年次リターンをヒストグラムにしてみると…

全体としては米国は右寄り(プラス寄り)になっていることがわかります。
ちなみに直近30年での平均リターンは日本が1.1%、米国は8.9%という結果になりました!米国の強さが際立ちます。

いまは本当に米国が強く、持てはやされていますが、逆に米国が暴落や失速した時には「米国オワコン」の風潮で溢れかえると思います。その時に握力強く持ち続けられるかどうか?が重要なポイントですね!

POINT

・暴落は約10年に一度やってくる
・直近50年で見ると、日本も米国もプラスの年のほうが多い
・直近30年で見ると、米国の強さが際立つ

具体的な投資先は?

ここまでインデックスの歴史をデータで紐解いてみました。

けっきょく何に投資したら良いんじゃ!!!

はい。すみません。以下の3つが有力候補です!

有力な投資対象
  • 全世界株式・・・全世界の株式
  • 米国全体(全米株式)・・・アメリカ全体の株式
  • S&P500(米国エリート)・・・アメリカの上位エース500社 (四半期ごとに連動)

チャートを並べてみてみましょう。

いやあー改めて見ても、アメリカは強い。本当に強い。強すぎて最近は「バブルだ!」「弾けるぞ!」という声も、やいやい聞こえます。

これからもアメリカが強いって言い切れるの…?

不安な場合は、全世界株式に投資することも検討してみましょう。全世界が成長しない、ってことはさすがに無いのでは…と思います。全世界株式が成長しない=この地球が、人類が成長しない、ということですからね!

これまでの世界の歴史、成長について詳しく学びたい方は以下の書籍がおすすめです^^人類のあんなことやこんなことが、データで丸わかり!

実例紹介!てつとも投資銘柄

我が家では、つみたてNISAで下記の三本に投資しています。

てつとも投資先

全世界株式:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
全米株式:楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
S&P500:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

eMAXIS Slimシリーズは手数料が非常に安いことで有名です。
全世界株式には「オールカントリー」と「除く日本」の2種類がありますが、我が家ではオールカントリーに投資しています。
日本の有無に関わらず、すで十分分散投資されているので、大きな差はないと考えています。

おわりに:人類は永久に不滅です!

これまでも、これからも、人類は進化し続けます。たった30年の間でも人々の暮らしは大きく変わりました。向こう30年はさらに速いスピードで進化をしていくと思っています。

某歌手が「車もしばらく空を走る予定もなさそう」と歌っていたその20年後に、空飛ぶ車が実現している、こんな世界です。

そんな未来の世界に投資をするのって、ワクワクしませんか?!ということで、未来の成長を祈念しつつ日々淡々と投資をしていくのみです。

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